2月25日にオープン戦が開幕し、その初戦で阪神タイガースの期待の若トラ・北条史也選手がホームラン2本の活躍。昨年レギュラーとして一軍に定着しましたが、今年覚醒の予感です。
画像元:デイリースポーツ
北条史也プロフィール
出身地 大阪府堺市
生年月日 1994年7月29日(22歳)
身長 177 cm / 体重 75 kg
年俸 2200万円
光星学院高校出身 2012年ドラフト2位
ドラフト1位藤波、2位北条だった2012年のドラフトは、阪神の中では近年稀に見るうまいこといったドラフトだったと個人的に思っています。
藤波はまあ活躍しそうで、北条に関しては未知数のところがありましたが、将来を見込んで甲子園で活躍した大型内野手を取りにいった姿勢は大いに歓迎できるものでした。
昨年のドラフトはまったくもって納得しておりませんが・・・。
【関連記事】 阪神・金本監督がドラフトで佐々木千隼を1位指名しなかった理由とは?
2016年度シーズンの一番の収穫
昨シーズンの阪神を振り返ってみて、「超変革」をかかげた金本監督のもと、そのスローガンのごとく開幕直前はいろんな選手が果敢に次の塁を狙って積極的な走塁をしたり、若い選手が次から次へと起用されたり、見ていて楽しい野球を展開してくれたのですが、案の定というか、やっぱりというか、そういうのは長く続かず、どんどんジリ貧な戦いになっていったのでした。
そんな中、光明は新人王を獲得する活躍を見せた高山と、入団4年目にしてレギュラーの座をつかんだ北条の存在だったように思います。
昨年の北条の成績は、122試合、385打数105安打、打率.273、本塁打5本、打点33で、数字だけ見ると特出して騒ぎ立てるようなものではありませんが、レギュラー1年目の若手としてはかなりの良績を残したと思います。
ここから鑑みて、将来的には3割、20本くらい打てるバッターに育ってくれたらなあ、てゆーか、それくらいに育ってくれるんちゃうかなあと思ったりしたのですが、そう遠くない日にそんな感じになってくれそうなくらい、日々成長してるようです。
って、オープン戦で2本打ったくらいで、わーわー騒ぐなよってつっこみは重々承知しているのですが、北条は身体が強いのと(柔軟性がある)、実戦向きなところが強みで、使っていけば着実に成長していってくれると思います(2、3年後くらいに3番くらいに定着してくれてるといいんですけど)。
北条をショートで使うのか?
これだけの打力を期待できる選手が鳥谷の後継としてショートに定着してくれれば、ファンとしてもチームとしてもありがたい話ではありますが、いかんせん北条の守備力でショートを一年間まかせるのは厳しいように思います・・・。
いちじるしく守備力が向上したらとは思いますが、打力を活かすことも加味して、サードあたりがベストじゃないでしょうか。
ただ、今のチーム事情ではサード、ファーストに外国人選手が入ることが多く、そのへんの兼ね合いも難しいところではあるとは思いますが。
といって、昨シーズンのことを思うと、鳥谷がショートでばりばりやる姿も期待できないし(打撃は復活するかもだけど、今後守備は衰えていく一方でしょう)、ショートに関しては守備優先の選手をあてがってもいいのかなと個人的には思っています。
現状のチームですぐに思い浮かぶ適任者はいませんが、守備に関しては超一流の大和でもいいのではと思ったり。まあ、攻撃重視の金本監督では、なかなかそういった采配は難しいと思いますが。
今期のことだけでいうと、キャンベルいかんのところがありますが、キャンベルが大活躍して北条、鳥谷、上本をふくむ「内野陣の誰をどう配置する」みたいなうれしい悩みになればいいですが、昨年同様、外人選手がコケて、サード北条、ショート鳥谷(もしくはサード鳥谷、ショート北条)に落ち着いてるっていうのが実際にありそうで、ちょっと怖いですね。
まあ、チーム全体としてはいろいろと難しい側面がありますが(繰り返しになりますが、今回のドラフトを見て、チーム編成のあまりの場当たり的な方針に唖然とし、金本監督への期待度はいっきに低まりました)、北条自身はチーム事情に関係なく昨年以上のパフォーマンスを見せてくれそうなので、楽しみにしています。
プロ野球 ブログランキングへ