センバツ甲子園、2回戦8日目第2試合、東海大福岡(福岡)―早稲田実業(東京)。
結果的に打ち合いの大味なスコアになってしまいましたが、早実の猛追を振り切り、東海大福岡が11-8で勝利しました。
東海大福岡(福岡)―早稲田実業(東京)
清宮敗れる
東海大福岡のピッチャー安田のくんが小気味いいピッチングでよかったですね。
ただ、球威がない感じだったんので、3回り目、4回り目になるとつかまるかもしれないなと思って見ていましたが、早実にすると、それ以前にちょっと点を取られすぎましたね。
エラーはついていませんが、外野の守備でも上手くいけばアウトにできていたケースもいくつかあったように思うし(確かし、正面のライナー性の当たりは目測が難しいというのはあるので、責めるのは酷ですが)、大事なところでエラーも出ましたしね。
投手もたくさん出てきましたが、絶対的なエースがいないのもちょっと辛いところでしょうか。
しかし、8回表、追い上げムードになって、あと一人出ればこの回2打席目清宮に回ってくるシーン、球場全体がそれを期待してた雰囲気でしたが、そこを切ったのが東海大福岡としては大きかったですね。
清宮が回の先頭というのが多かったけど、その巡り合わせも早実にとっては流れがよくない感じでした。
しかし、清宮の打球でセンターとライトがお見合いして三塁打にしたし、最期の打席もただの内野フライなのに高く上がったのと、風に流されたのでキャッチがギリギリになってて、「ドカベン」に出てきた通天閣打法を思い出しました。
名調子の実況
余談ですが、この試合を担当していたアナウンサーは、NHKのシニアアナウンサーの小野塚康之さん。
NHKの野球中継では有名な方で、良くいえば名調子、悪く言えば落ち着きがないというか、浮かれた感じで(テンションが高い)、たまにはこういうのもいいですね。
あげれば切りがないけど、アルプススタンドリポートで、早実の小等部の子供たちが紹介されたとき、「いやー、ほんとかわいいですね」くらいまでだったらよくあると思うんですけど、「野球をやりましょう!」と終始こんな感じで、感情いっぱいに一言つけくえます。
と、そんなことを書いていて、名実況で知られる元朝日放送アナウンサーの植草貞夫も、特別枠かなんかでたまに実況せんかなとか思って今ウィキペディア見たら、もう84歳みたいですね。
さすがに無理そうと思いつつ、そういうのも一回聞いてみたいような気がしました。