5月3日阪神−ヤクルト(神宮)5回戦。先発は岩貞と山中で、二人とも出身校は熊本・必由館高校で、奇しくも先輩・後輩の投げ合いとなりました。
なんか最後わちゃわちゃした感じになりましたが、ヤクルトもけっこうミスがあってなんとか勝てた感じです。
阪神が勝利、福留4安打!
ヤクルト-阪神(試合終了)
神000 002 033=8
ヤ100 000 030=4
【神】岩貞、桑原、マテオ、ドリス
【ヤ】山中、ルーキ、ギルメット、原樹
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#npb #速報 pic.twitter.com/tzlAJB99ww— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2017年5月3日
阪神−ヤクルト5回戦(神宮)
大幅に打順を変更したタイガース
今日のスターティングメンバーです。
1番 荒木(一)
2番 上本(二)
3番 糸井(中)
4番 福留(右)
5番 高山(左)
6番 鳥谷(三)
7番 糸原(遊)
8番 岡崎(捕)
9番 岩貞(投)
ヤクルトの先発がけっこう苦手にしている下手投げの山中ということで、ずらりと左を並べてきました(上本、岡崎以外は左バッター)。
それはそれでいいと思うんですけど、もう少し長期的な視野をもって、キャンベル外すんだったら原口でいいように思うんですけどね。
(ゴメスをクビにして獲ったキャンベルが使えんから外すのはいいとして、その代わりに荒木使ってたら世話ないというか、今日は山中だから特例的にということかもですが、それだったら上に書いたみたいに長期的に、成長も見込んでファーストは原口固定でいいんじゃないでしょうか。そのためにコンバートしたんだし。もしくは、中谷で)
鳥谷の守備
エラーはついてませんが、今日も鳥谷のまずい守備がありました。
この守備で142試合はほんとにきついと思うので、本当に優勝とか考えてるんだったら、鳥谷を外すことも考えた方がいいかもしれませんね。
関西テレビで解説に来ていた田尾が「今日は守備重視」のスタメンと言ってたけど、サード鳥谷、ショート糸原でそれはないやろって感じで。
糸原使うくらいだったら、せめてサードで、ショートに大和入れろよって思います(糸原も打撃は期待できるかなと思ってましたが、今日は一本打ちましたが、まだちょっと厳しそうですね。いいものは持ってると思うので、一度二軍に落としてじっくり育てるのもいいかもしれません)。
ヤクルトの守備が乱れる
阪神が逆転した6回表、荒木のレフト前ヒットをバレンティング処理するときにちょっとお手玉して、その隙にバッターランナーが2塁へ(1ヒット1エラー)。
続く上本のバントを山中が犠打野選(フィルダースチョイス)でノーアウト1、3塁。
ツーアウト後、鳥谷のセンター前タイムリーが出たわけですが、この打球もセカンドの山田が追いついていただけに、最悪内野安打でも打球は止められてたと思うので(この時点での得点は防げた)、ヤクルトとしては痛かったですね。
その前の福留、高山が打ち上げて簡単にツーアウトになってただけに、よけいにこの追加点は両チームにとって大きかったように思います。
てか、普段は阪神がいつもこんな感じのことをやっていたわけですが、やっぱこう守備が連続的に乱れると勝てないですよね。
必由館高校出身の岩貞と山中
冒頭に書きましたが、高校の先輩・後輩の投げ合いとなり、岩貞、山中ともにいいピッチングをしました。
岩貞に関していうと、間隔がかなり空いて久しぶりの登板となりましたが6回1失点で、先発投手としての役割を果たしました。
あとは桑原、マテオ、ドリスの安定のリリーフ陣が登場。
と思ったら、今日はマテオがちょっと誤算でした。
(今日はキャッチャーが岡崎だったのでちょっとリズムが違ったのかもしれませんが、スライダーを多投しすぎというか、もうちょっとストレートがあってもよかったのではと思いました)
バッテリー間で守備の乱れもあったし、なんか野手だけでなく、負の連鎖が続いているのか、ピッチャーとかキャッチャーもミスが目立ちます。
解説の石井一久が桑原に関して、「頼りがちになって登板過多になりそうだけど、ケアしながら、大切に使ってあげてほしい」といった内容のことを言ってたけど、ほんとその通りだと思います。
中谷、北条が代打でタイムリー
8回のチャンスで出てきた中谷は、ギルメットのインコースの球を強引に引っ張ってレフト前のタイムリー。気迫で打った一打って感じでよかったですね。
その後に登板したマテオが今日は不安定だったので、この2点の追加点は大きかったです。
9回にランナー2塁のチャンスで出てきた北条はライナー制のいい当たりで、レフト前。
普通だと帰ってこられない打球だと思いますが、バレンティンの守備を見こして高代コーチがランナーを回してタイムリーとなりました。
守備が弱い選手が一人でもいるとこういった感じで隙を突かれ、未然にふせげた得点を与えることになったりするわけですが、普段は阪神がこれをやられまくっているわけです。
逆の立場になると、そういった欠陥が相手にとっていかに楽かということがわかると思うんですけどね。
福留が4安打
昨日はチャンスで全然だめだっただけに、今日はその名誉挽回で大活躍。
やっぱ4番が打つとチームとしては勢いづきますね。
大和いいやんか
個人的に、大和の左打席を初めてみたんですけど、うまく叩きつけて内野安打という特徴を活かしたバッティングをしました。
この一打席だけで断定的なことはいえませんが、圧倒的な守備力が考えると、これくらいの打撃で全然レギュラーで使ってええんちゃうのと思いました。
前もちょっときましたが、例えばこんな感じとかどうでしょう。
1番 上本(二)
2番 大和(遊)
3番 糸井(中)
4番 福留(右)
5番 原口 or 中谷(一)
6番 高山(左)
7番 北条 or 鳥谷(三)
8番 梅野(捕)
※いまいてない左の代打の切り札として鳥谷
荒木を先発出場させるんだったら、ぜんぜん大和でいいやんと思うんですけど。
【関連記事】
阪神の守備がひどいのでちょっと考えてみた→やっぱ大和いるんじゃない?
まとめ
ヤクルトの守備の乱れや、1点差の場面で信用度の低いギルメットの登板などがあり勝つことができましたが、相手が隙を見せなかったらもう少し厳しい試合になっていたかもしれません(実際に8回裏に猛追されてますし)。
しかし、終盤の大事な場面で、サード鳥谷、ショート糸原とかは不安でいっぱいですね。
上本の守備固めで大和はいいんだけど、それ以上に鳥谷代える必要あるやろって感じで。
関係ないけど、開幕直後のバレンティンは金髪だったけど、今は元に戻ってますね。
WBC仕様やったんかな。