九州場所、初日から阿武咲、貴景勝に連敗した日馬富士 が、貴ノ岩(貴乃花部屋)への暴行で、本日付けで休場を発表するとともに、伊勢ヶ浜親方(元・横綱旭富士)とともに貴乃花部屋に謝罪に行ったようです。
連日のふがいない相撲でしたが、いかにも心技体がともなっていない感じでしたが、このことが大きく影響していたのかもしれません。
日馬富士「深くおわび」貴ノ岩への暴行認め謝罪 https://t.co/rgQBQ3ZOPa
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2017年11月14日
日馬富士 貴ノ岩への暴行で休場へ
報道によると、10月26日の鳥取巡業後に開催された、モンゴル出身力士が集まった酒席で、上記の暴行が起こったようです。
なんでも、酒に酔った日馬富士が貴ノ岩にからみ、その際の貴ノ岩の態度が気に入らなかったので、近くにあったビール瓶で殴打したとのこと(今のところ、一応疑惑になっています)。
貴ノ岩が相撲協会に提出した診断書によると、病名は「脳しんとう」「左前頭部裂傷」「右外耳道炎」「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」で、全治2週間程度だそうです。
現在は回復にむかっており、状態が安定すれば復帰可能とのことですが、病名を見る限り、けっこう重症な感じです・・・。
日馬富士 引退?
実際の現場の状況がわからないので、現状であまり勝手なことは書けないけど、やっぱり暴行したのは言い訳ができないというか、ダメですね。
それこそ「頭部裂傷」くらいだったらまだしも、「頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」ってなかなかのダメージなので、聞くからにやばそうです(一度ではなく、何度も殴ったのかな?)
プロレスの過去のエピソードとかを聞くと、酒席での殴りあいとかもけっこうあるようで、格闘技をやっている人なら多少はそういうこともあるのかという見方もありますが、さすがに時代が違うし、ましてや不祥事が定期的発祥する相撲界、さらに最高位の横綱ということで、世間やマスコミの風当たりは強いものになりそうです。
実際に、一般男性への暴行疑惑があった朝青龍は責任を取るかたちで現役引退しています(横綱審議委員会から「引退勧告書」が出されていました)。
古い話では、双羽黒 が親方婦人への暴行などより(実際には、立浪親方とちゃんこの味について口論になり、あいだに入った婦人を突き飛ばしたというのが真相らしく、後年、本人は暴力を否定しています)角界を追放されています。
余談ですが、先日放送されていた番組で錣山親方(元・寺尾)が、「一般的なイメージと違って、普段はめちゃくちゃいいやつ」といって、エピソードをいくつか紹介していました。
(二人は「花のサンパチ組」といわれた同期で、双羽黒の方が圧倒的に出世が早かったけど、巡業先などから宿泊先に戻る際などに「いっしょにタクシー乗ってく?」とか、その内容もだけど、話し方がいかにも弱々しいというか優しい感じでした)
さいごに
今回のことは、内容が内容だけに、本当に日馬富士の引退もあるかもしれません。
朝青龍のときよりマシというか、まだ多少考慮されそうなのが、相手が一般人ではなく角界の人間だったってことですが、それにしてもケガの度合いからすると、厳しい判定が下ってもおかしくないでしょう。
これが若手力士とかだと、反省して将来の更生も見越して、引退勧告まではいかないかもですが、やっぱそこは横綱なんで、問い詰められるかもしれません。
鶴竜も次がダメだったら引退でしょうし、いよいよ世代交代が進むかもしれませんね。