4月の中旬以降、すっかり阪神タイガースの一番打者に定着した近本光司選手。
5月2日の広島戦で13試合連続安打となり、赤星憲広選手が2001年に記録した、阪神の新人の連続安打記録を更新しました。
4月の月間ホームラン4本も田淵幸一超えだそうで、阪神のレジェンドたちの新人記録を次々と塗り替えていく近本。
シーズンは長いので、これからまだ何があるかわかりませんが、今の調子を維持できれば新人王はほぼ間違いない感じですね!
(田淵も赤星も新人王獲ってますしね)
※アイキャッチ画像出典:日刊スポーツ
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2018年ドラフト1位 阪神・近本光司が赤星超え
近本光司プロフィール
ポジション | 外野手 |
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投打 | 左投左打 |
身長/体重 | 170cm/72kg |
生年月日 | 1994年11月9日 |
経歴 | 社高-関西学院大-大阪ガス |
ドラフト | 2018年ドラフト1位 |
もともとは投手で、関西学院大学には投手として入学。
外野手に転向したのは3年次からで、昨年の社会人都市対抗野球では打率.524で首位打者を獲得。
昔から俊足で、大学時代は「ぴの」と呼ばれていたそうです(ナムコスターズの俊足ですね)
ちなみに既婚で、2018年3月に中学校時代の同級生と入籍されています。
近本の阪神タイガース入団の経緯
ご存知のように、2018年のドラフト会議で阪神は1位指名を2回連続で外します。
- 藤原恭大(大阪桐蔭高)→ 千葉ロッテマリーンズ
- 辰巳涼介(立命館大)→ 東北楽天ゴールデンイーグルス
藤原、辰巳と連続で外し、近本を指名する流れになりました。
正直、うわーと思いました。
将来性豊かな藤原を外したこともですが、2回外して社会人の外野手いくんかよーって。
しかも、長打の期待できる強打者タイプではなく、小柄な好打者タイプだったし。
(個人的に小技の効く俊足の選手は好きなんですけど、阪神の現状を考えると大砲やろって)
まあ、それでも足が速いっていうのは個人的にけっこう期待していました。
(打率.270、20盗塁くらいしてくれたらうれしいな、みたいな)
関西学院大学・大阪ガス出身のプロ野球選手
- 金光 秀憲 外野手(大洋)
- 谷村 智啓 投手(阪神-阪急)
- 田口 壮 外野手(オリックス-メジャー-オリックス)
- 清水 誉 捕手(阪神)
- 宮西 尚生 投手(日本ハム)
- 荻野 貴司 外野手(千葉ロッテ)
- 岸 敬祐 投手(独立リーグー巨人ー千葉ロッテ)
- 田村 丈 投手(横浜DeNA)
- 近本 光司 外野手(阪神)
- 松谷 竜二郎 投手(巨人-近鉄)
- 木下 文信 投手(近鉄-ヤクルト)
- 川越 透 捕手(南海-ダイエー)
- 成本 年秀 投手(千葉ロッテ-阪神-ヤクルト)
- 西岡 洋 投手(ヤクルト-近鉄)
- 川俣 浩明 投手(千葉ロッテ-阪神)
- 能見 篤史 投手(阪神)
- 小嶋 達也 投手(阪神)
- 岩見 優輝 投手(広島)
- 松永 昂大 投手(千葉ロッテ)
- 岡田 雅利 捕手(埼玉西武)
- 公文 克彦 投手(巨人-日本ハム)
- 酒居 知史 投手(千葉ロッテ)
- 近本 光司 外野手(阪神)
- 土肥 星也 投手(千葉ロッテ)
- 岸田 行倫 投手(巨人)
関学出身の外野手というと、やっぱ田口壮がすぐに頭に浮かびます。
ドラフト前の田口による「阪神に行きたくない10カ条」とか懐かしいですね。
(今の時代じゃ、いろいろな意味で考えられない)
千葉ロッテの荻野といっしょじゃないか!
で、上の一覧を見て、千葉ロッテの荻野貴司といっしょやんか!と思ったのでした。
何がいっしょやねんというと、経歴です。
関西学院大学を経て、社会人野球に進んだ外野手
これが共通点なんですけど、なんやそれだけのことかよと思ったかもですが、完全な個人的な話になるんですけど、僕は荻野選手がめっちゃ好きです。
基本、足の速い、盗塁のできる選手が好きなんですけど、荻野選手のスピードスターっぷりは半端ないですからね。
あとは僕も荻野選手同様奈良県出身で、しかも公立の郡山高校出身というのも推しポイントです。
(今年はケガするなよー)
そんな大好きな荻野と近本の共通点がみつかってうれしかったという、まあ多くの人からしたらどうでもいいような話なんですけど、
近本は長打力もあるし、荻野以上の選手になる可能性は示してくれています。
今後がめちゃ楽しみです!
近本と辰巳(楽天)の意外な関係
阪神・近本と楽天・辰巳の共通点は、二人とも兵庫県出身なんです。
って、それくらいだったら普通にある話なんですけど、実は二人とも兵庫県の社高校出身なんです!
(近本が辰巳の2学年上で、近本3年生のとき辰巳が1年生。つまり、同じチームに在籍していたわけです!)
しかも、大阪桐蔭とか報徳学園とか、強豪私学だったら珍しくもない話ですが、甲子園出場経験のある高校とはいえ、公立の高校です。
その同じ高校出身の先輩・後輩が、社会人野球、大学野球という経路の違いはあれ、同じドラフトで1位指名されるっていうのは、なかなか珍しいんじゃないかと思います。
近本と辰巳の両選手が、母校の兵庫県立社高校で講演を行っています。
↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=akR119PnIC4
一時、巨人・坂本を抜いて近本が首位打者に!
2019年5月2日の速報ですが、本日も猛打賞で一時巨人の坂本を抜いて首位打者に。
(最終的に、本日ゲーム終了時点では2位に)
まあ、打率は上がったり下がったりするので、今の時期にわーわー言うてもしゃあないとは思いますが、一ファンとしては普通にうれしいですね。
最終、規定打席到達して3割打ってたらめちゃすごいですが、.280くらいでも十分でしょう。
(できれば、盗塁は30個以上、理想をいうと40個以上してほしい)
今後、他球団も今以上に研究し、厳しく攻められると思いますが、そこをどれだけ乗り越えていけるかですね。
不安よりも、楽しみが大きいです!
近本は赤星を超えられるのか
2000年代の阪神の選手で、一番好きだったのが赤星でした。
というか、ロッテ・荻野のところでも書いたように僕は足の速い選手が好きで、阪神から盗塁王を獲れるような選手が出てきたらいいのになとずっと思っていたんです。
そんな赤星のような選手になってくれたら万々歳ですが、近本の場合、赤星以上に長打力がありそうで、バッティングに関しては赤星以上になる可能性も秘めています。
(ヤクルト青木タイプだという声も上がっていますが、個人的にはホームランは少なくてもいいので、打率3割前後で毎年40盗塁前後してくれたら最高にうれしいんですけど)
なんだかんだ、近本が打席に入ったときの、ランナーに出たときのワクワク感がたまりませんね。
今年の阪神でいうと、ここにがっつり打てるファーストの外国人がおったらけっこういいところまで行きそうなんですけどね。
まとめ
数年後、高卒で入団したロッテの藤原選手がとんでもない打者になっているかもしれません。
(その可能性は低くないでしょう)
つまり、ドラフトの成功/失敗に関しては短絡的な結論が出せないわけですが、近本の即戦力っぷりはハンパない感じで、今の阪神にとってはベストなチョイスになったことは間違いでしょう。
(正直ぼくも、ここまでの活躍は期待していなかったので、いい意味で裏切られました)
このままの成績を継続できれば当然新人王が見えてくるでしょうし、今後首位打者争いや盗塁王の常連になってください!
めちゃ期待してます!!