競馬系の人気ユーチューバー・ケイタササグリさん。
僕も2カ月くらい前にその存在を知って、YouTubeの動画を楽しませてもらっていました。
で、そこに出てくる競馬仲間(?)のナツとかいう人がいて、その人の知り合いらしいサスケ(咲助)ってのが最近よく出てきてます。
で、LINE@に誘導してからの情報商材販売というよくある流れになってますが、この中身がひどいんで、ちょっと記事にしてみますww
Contents
ケイタササグリの動画に出てくるサスケ(咲助)の情報商材は詐欺?
その前に2019年ダービーの結果
https://www.youtube.com/watch?v=RPYNxp2bcHw
本題に行く前にダービーの結果。
かねてから公言していたように、ケイタ君はサートゥルナーリアの単勝に2890万円をぶっこみ、撃沈した模様…。
ちなみに、僕は穴でロジャーバローズに行って、一応的中しました(馬連)。
ダービー前日にアップした上の記事でも書いたように、
- 1枠1番の絶好枠
- 王道血統+スピード血統の内包
という条件にばっちりだったんで、狙ってみました。
ちなみに、王道血統というのはクラシックディスタンス向きで、実際に近年多くのダービー馬を出しているディープインパクト、キングカメハメハ系、あとハーツクライとかです。
そこに、アメリカ系のスピード血統、特にダンチヒ持ちの血がよく走る感じです。
サスケ(咲助)さんの情報商材「ラップマイスター」
ラップマイスター(LapMyster)って何って人もいるかもなので、まずはそのご紹介から。
ラップマイスター(LapMyster)>>公式サイト
(外部サイトに飛びますが、いきなり購入とかではないのでご安心ください)
あと、「Myster」の綴り間違ってるやろ!って思った方もいるかもしれませんが(正解は「Meister」)、商品名が間違っててこっちの誤字ではありませんw
ちなみに、先に言っておくと僕はこの商材を買っていません。
ただ、ケイタ氏のラインアットにサスケさんのラインアット紹介メッセージが来て、そちらは登録しました。
しかしながら、鬼のように販促のメッセージ来たので、今は通知メッセージをOFFにしてます。
そもそもラップマイスターってなんやねん?
一応、最初のころはメッセージも読んでたし、貼られてたURLから飛んでLP(ランディングページ)も読みましたが、ラップマイスター理論とやらがどういったものか皆目わかりません。
LPに書かれてるのは、
- 過去実績
- 自分の過去
- 今は悠々自適の生活をしている
- 競馬で借金1500万円を返済した
- 配信内容
- 特典
- Q&A
だいたいこんな感じです。
捏造できる過去実績はまあどうでもいいとして、その次に書かれてるのが自分の過去の話です。
先日もお伝えしましたが僕は競馬と出会って人生が変わる前に壮絶な経験を何度もしています。
その中でも最も酷かったのが…音楽にハマって大型イベントを立ち上げた時です。
借金1500万
人生を変えようと賭けた音楽のイベントで抱えてしまいました。
そして挙げ句の果てには大好きな音楽界を追われました。
出典:ラップマイスターLPページより引用
この部分だけ読んでもよくわかりますが、具体性が全然ありません。
1行目に「壮絶な経験を何度もしています」とありますが、何度もしているなら1つ、2つ事例を挙げた方が文章に説得力が出るでしょう。
まあ、そういうのは抜きにして、一番大きな出来事だけを語りますねんということで、「音楽にハマって大型イベントを立ち上げた時です」とあるので、それについての物語が語られるのかと思いきや、それで借金1500万をしょいこんで、音楽業界を追われたとだけありますw
プロの大きなイベントだったら1500万はしょぼいし、そもそもスポンサーとかおらんのか?って話になるし、個人でやるとしたらけっこう金かけてますが、一般的なクラブイベントとかだったら出演者がチケットノルマとかを課されることはあっても、こんな大きな借金を背負い込むことはありません。
ただ、「大好きな音楽界を追われました」とあるからプロの世界でだったんでしょうけど、具体性がないのでなんのこっちゃわかりませんw
画像出典:ラップマイスターLPページ
ただ、1つつっこんでおくと、上の画像にあるように1500万円の借金を返済したんだったら、「大好きな音楽界」にまた戻ったらええやんって普通に思ったんですけど、今は音楽活動やられていないのでしょうか。
ま、最悪このあたりは本題のラップ理論と関係ないからええかと思うんですけど、肝心のラップ論がどのようなものなのか、具体的な解説がありません。
1.各馬の適性を見抜くことに適したラップ理論教材テキスト
※僕の今年の回収率200%の真髄です。
これだけで100万以上の価値ある教材です。こちらはPDFにて配布致します。
出典:ラップマイスターLPページより引用
提供するものの1つとしてラップ理論教材テキストが上がっており、その説明の中身に関しては上記のみです。
さっきの過去の話のときと同様、まったくもって具体性がありません。
まあ、想定しうる反論としては、「ラップ理論の核心的なところは購入者に開示するから、ここでは書けない」という意見もあるかもしれません。
もっとらしい反論ですが、通常、まともなLPだったら(本当にいい商品だったら)ここの部分を丁寧に、徹底して解説し、ユーザーに訴求するはずです。
例えば、ラップマイスターでは「危険な人気馬」をその理論から消すことができるそうです。
だったら、具体的にその理論がハマった比較的近しいレースを取り上げ、「ゴリゴリの1番人気だった〇〇を余裕で消しました。なぜなら、ラップマイスター理論では云々…」といった感じに、その理論の裏付けを展開すべきです。
ま、これを仮にやったとしても「後付けやん!」っていうつっこみは発生しそうですが、揺るぎのない理論を確立しているのであれば、それに基づき、事例を2つ、3つ挙げても問題ないというか、LP作るなら積極的に載せるべきでしょう。
というわけで、ラップマイスターの理論が全然どんなものかわからへんやんと思ってたら、ダービー予想をしているこんな動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=u2q6nKJ7cFQ
視聴した感想…
このレベルの話が「ラップマイスター理論」であれば、お金払って聞く話ではないですね^^;
結局、これ見てもラップマイスターがどういったものか(他のラップから予想される方とどう違うのか)がわかりませんでした。
ま、上の動画でいってるのは、皐月賞上位3頭が有力で、枠出てから考えるってことで、こんなこと競馬やってる人のほとんどがやってることというか、知ってることでしょうw
まあ、動画の最後にあるように、最終見解はラップマイスター購入者に発表ということで、ここではさわりだけに触れたってことなんでしょうけど、はっきりいって時間の無駄でした。
ラップマイスター理論へのつっこみ
ダービー週に送られてきたLINEに、次のような文言がありました。
ラップマイスターではしっかりと的中に導けるよう、徹底的に情報を集めてます。
ラップマイスターの理論が、その名の通り「ラップ」を元に予想を展開しているのであれば、「徹底的に情報を集めてます」って部分が気になります。
だって、出走馬のこれまでのレースラップはすでに手元にあるわけですし、ここでいう「情報」とはなんのことなのでしょうか?
それってもしかして、厩舎関係などの情報ってこと?
そんなとこに出入りできないサスケ氏が一次情報を取ってこられるわけないし、そういうの関係ないところで成り立つのがラップ理論じゃないの?
そもそも、この情報商材は予想も提供するけど、理論を身につけて自分で勝てる予想ができるようになるというのがミソのようです。
(僕はこの部分を読んだときに、外れた時の伏線やんと思ったんですけど…)
で、自分で実践できる理論であれば、当然、ラップ以外の裏情報とかは自分でとってこれないので、そんなものを予想の根拠にしては宣伝文句と違ってきます。
だから、引用した「徹底的に情報を集めてます」って、なんの「情報」やねんって気になりました。
馬券でロレックス購入w
本日、有料会員の方はお分かりでしょうけど、ちょっと大変なくらい勝ちました!!笑
個人的には払い戻し500万以上!!!
いや、やばかった😂😂
衝動買いで200万円のロレックスのサブマリーナデイト購入してしもーたー!!!いや、まぢ競馬最強。ラップ分析最強。 pic.twitter.com/Y0WOwgKDif— DKC競馬部咲助~ノーザン特化のラップ分析最強説 (@dkc_69) 2019年4月28日
「ここ3年くらい、競馬で勝ってる」って動画でおっしゃってて、今年に関しては回収率200%超え。
それだけ勝ってたら高級時計の1つや2つ余裕で買えるでしょう。
まあ、1回いくら賭けられてるのかしれいませんが、上記のような儲かってる状況から考えたら、毎回1万円とかは考えられません。
プロを名乗り、本気でやってて、結果めっちゃ稼いでるってことなんで、低く見積もっても毎月100万くらいは軍資金として使っているでしょう。
それで今季回収率200%超えということなので、5月までで1000万以上の払い戻しがある計算となり、上記ツイートのレースで500万以上の払い戻しということで、まあざっとここ数カ月で2000万くらいいってる感じでしょうか。
ただ、その規模にしては、ロレックス買った動画をわざわざ上げたり、固定ツイートにしてるのがギャップあっておもろいw
サスケ氏のラップマイスターは典型的な情報商材
情報商材をローンチするマーケティング手法を応用
プロダクトローンチフォーミュラ(PLF)って聞いたことあるでしょうか?
簡単にいうとネットビジネスのひとつで、名簿(メアドやSNSアカウントなど)を集め、その人たちに情報商材や商品をメールレターによって購入に導く手法です。
と聞くと、なんか胡散臭いですが、立派なマーケティング手法ですし、情報商材=詐欺ってわけではありません。
情報商材には、価格に見合ったすばらしい商品もあります。
ただ、詐欺っぽいものが多いのも事実です。
で、PLFの肝が名簿集めにあるのですが、近年はSNSが一般的なものとなり、そのアカウントを集めるのが王道的なやり方となっています。
まずPLF用というか、自社用のSNSアカウントを作り、情報を発信してフォロワーを集め、商品をローンチ(=世に送り出す)していくという方法が一般的です。
ただ、もっと手っ取り早くビジネスを展開させたい場合、インフルエンサーに依頼して一気に名簿を集める方法があります。
見返りとして、売れた金額の何パーかをインフルエンサーにマージンとして払う感じです(商品や力関係にもよりますが、50%とかが多いです)。
で、今回のラップマイスターでいうと、その役割を果たしているのはケイタ氏ですね。
(ナツってのもそうでしょうけど、ケイタほどの影響力はない)
ケイタの動画やライン@からサスケに関する情報が流れ、サスケのLINE@に流す。
あとはメールレターならぬラインのメッセージで射幸心を煽り、コンバージョンにもっていく。
(今回の案件は、このメールレターの段階が杜撰すぎる感じですねw)
プロダクトローンチフォーミュラ(PLF)について詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
『ザ・ローンチ』 著者: ジェフ・ウォーカー>>出版社公式サイト
読めばわかると思いますが、まさにこの手法の応用です。
「限定何人!」「応募が殺到しています!」みたいな希少性を煽ったりするメッセージもしつこいほど来ていましたが、これも常套的な技ですね。
ただ、一点書いておきたいのは、先ほどもいいましたが、こうしたマーケティング手法が悪いわけでも、情報商材のすべてがいかがわしいわけではありません。
商品が本当にすばらしいものであれば、「本当にお客さんに届けたい」という気持ちは自然と強くなるでしょうし、必然的に熱のこもった、内容のあるメッセ―ジやLPになるでしょう。
問題になるのは、商品の中身がスカスカなのに、誇大にオファーをかけてくることです。
サスケ氏・ダービーは外されたようです
ちなみに、ダービー当日に次のようなメッセージが届きました。
大本線とは行かず少しずれましたが、◎ダノンキングリーから展開読めたことでロジャーバローズを拾うことに成功。
会員様の中にはしっかり展開見解を読んで頂き【オリジナルで勝利】したという声も多数!
こういうのが本当に嬉しいです!!
僕は買えませんでしたが、馬連・3連単を取っている人もいますし、感無量です!!
最後の一行、「僕は買えませんでしたが」って、買えなかったんかいwwww
「【オリジナルで勝利】した」ってwwwww
にしても、回収率200%超えの割に外れすぎてるのは気のせいでしょうか。
まとめ
サスケ氏のラップマイスターの購入に関しては、おすすめともダメともいいません。
自己責任で、いいな!と思った人は買ってください。
(ただ、ダービー当日が締め切りみたいですが)
あと、個人的にケイタ氏の動画をエンターテインメントとして楽しんでいたのですが、今回のナツ&サスケ氏関連のを見ると、ちょっと残念というか、情報商材でグルになっているのはほぼ確定ですね。
(マージンは発生しているでしょう。もしくは、その後ろに黒幕がいて、その指示のもとで各自が動いてるとか)
ちなみに、サスケさんのラップマイスターを買うと、間髪を入れず、「平場限定VIP会員の勧誘(32万)」オファーのメッセージが来るようですw
これをバックエンド商品というんですけど、これも典型的な手法ですね。
パターン的には、いったん締め切った後、しばらくしてから「多数メッセージが届き、そのご要望にお応えして、今回特別に〇〇人だけ参加枠を増やしました。ただし、■月■日までの限定募集です。悩んでいる方、前回参加を逃した方、ぜひこの機会にチャンスをつかんでください!」って感じのオファーが来ると思いますw
※続報