新型コロナウィルス感染者数が日に日に増えています。
感染しないための対策はあるのでしょうか?
この記事では、首相官邸や厚生労働省など発表している新型コロナウィルスに関する対策についてまとめました。
結論からいうと、現在公的な機関が発表している感染経路として、
- 感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫による「飛沫感染」
- ウィルスに触れた手で口や鼻を触ることによる「接触感染」
この2つが認められています。
また、予防に関してはマスクはほとんど意味がないので、買い占める必要もありません。
詳しく見ていきましょう。
Contents
新型コロナウィルスに感染しないための対策は?
結論からいいますと、新型コロナウィルスを完全にシャットアウトする方法はないでしょう。
家に閉じこもり、自分以外の他人といっさい触れ合わない生活を送っていれば感染リスクはほぼゼロだと思いますが、
ご飯も食べなきゃいけないし、仕事や学校もあるし、そんな生活を継続的に送るのは難しいと思います。
ただ、かといってまったく予防に対して何もすることがないのかというと、そんなことはありません。
まずはマスクについて見ていきましょう!
マスクは新型コロナウィルス予防に効果はない⁉
ウィルスにかかっていない人が予防の意味でマスクをする意味はほとんどありません。
逆に、新型コロナウィルスに限らず、風邪ぎみなどの人がマスクをし、他の人にうつさないよう配慮するには意味があると一般的にいわれています。
実際に厚生労働省をはじめとする公的期間のアナウンスを見てみましょう。
(1)首相官邸HP
現在、予防用にマスクを買われている方が多いですが、感染症の拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です。
出典:首相官邸
画像出典:首相官邸
つまり、感染者が自身の飛沫を飛ばさないようにマスクをするのは意味がありますが、健常者が予防のためにマスクをしても、あまり意味がないということです。
続いて、厚生労働省のHPを見てみましょう。
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。
出典:厚生労働省
やはり、厚生省のHPでも、予防の意味でのマスクはあまり意味がないと記されています。
マスクを買うためにドラッグストアに行列ができているといったニュースを見ますが、健常者がそんなことをしても本末転倒というか、そこで新型コロナウィルスはもとより、風邪でもひいたら元も子もありません。
首相官邸が発表しているように、予防という意味ではほとんど効果がありませんので、マスクの買い占めは止めましょう。
続いて、消費者庁HPを見てみます。
マスクについては、厚生労働省及び経済産業省が関係団体に増産など安定供給について要請を行い、毎週1億枚以上のマスクを届けられるようになっております。また、転売目的の購入は望ましくなく、御配慮をお願いいたします。
消費者の皆様におかれましては、風邪や感染症の疑いのある方などマスクが必要な方たちに届くよう、御理解・御協力と冷静な御対応をお願いいたします。
出典:消費者庁
「風邪や感染症の疑いのある方などマスクが必要な方たち」とあるように、はやり症状が出た人に向けてマスクが行き届くようにアナウンスしています。
WHO(世界保健機関)のHPではどうでしょうか。
Q&Aコーナーがあり、そこに「自分を守るためにマスクを着用すべきですか?」という項目があるので、その回答を引用します。
※原文は英語で、翻訳したものになります。
咳などの呼吸器症状のない人は、医療用マスクを着用する必要はありません。WHOは、COVID-19の症状がある人や、咳や発熱などの症状がある人をケアする人には、マスクの使用を推奨しています。マスクの使用は、医療従事者および誰かの世話をしている人々(自宅または医療施設)にとって非常に重要です。
出典:WHO
やんわりとしていた日本と違い、「咳などの呼吸器症状のない人は、医療用マスクを着用する必要はありません」ときっぱり言い切っています。
マスクが本当に必要なのは、
- 新型コロナウィルスに感染した人
- それの治療に当たる医療従事者
ということですね。
繰り返しになりますが、健常者の人はマスクの買い占めはやめましょう。
意味がないですし。
感染症の権威であるCDC(アメリカ疾病対策センター)でも、
新型ウイルスの予防目的でのマスク使用も「勧めない」とした。
出典:京都新聞
と発表されています。
というわけで、基本的に健常者が予防のためにするマスクは意味がないということでしたが、通勤電車など極端な人混みに出る場合は、多少意味があるという感じのようです。
新型コロナウィルスに有効な予防対策は?
画像出典:首相官邸HP
というわけで、厚生省などで有効といわれている具体的な予防対策についてご紹介します。
- 小まめな手洗い
- 普段の健康管理(十分な睡眠と食事 → 免疫力を高める)
- 適度な湿度を保つ
- 可能な限り人混みに行かない
なんだ、当たり前のことやんかって感じかもですが、やっぱり基本が大事みたいですね。
新型コロナウィルスにかかったかもと思ったときの対応は?
では、万が一、自分がコロナウィルスに感染したかもしれない!?と思った時は、どうすればいいのでしょうか。
そんな時は慌てず、まずは各都道府県が設置している「帰国者・接触者相談センター」に連絡を入れましょう。
帰国者・接触者相談センター(厚生労働省)
電話番号 0120-565653 (フリーダイヤル)
受付時間 9:00から21:00 (土日・祝日も実施)
各都道府県が設置している電話相談窓口
>>コチラから(リンクを押すと首相官邸HPに飛びます)
2つ目の電話相談窓口では、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な電話相談に対応してくださるみたいです。
また、重症化していない初期の段階では一般的な風邪と症状が似ているので、咳や熱など「風邪かな?」と思った時は無理をせず、家で療養することが進められています。
学校や仕事が休みにくいという事情があるかもしれませんが、ご自身の体はもとより、他人に移さないというのが大きな目的ですので、症状が出たら無理をせず自宅などで休みましょう。
おまけ
上の予防対策のところで見たように、基本的には風邪予防といっしょで、手洗いと規則正しい生活をして免疫力を高めるのがもっとも効果的にいわれています。そこで、ここ最近(2020年2月)、はちみつ関連商品がバカ売れしているようです。
(WEBマーケティグ会社に勤めている友だちが言ってました)
特に人気なのが、こちらだそうです。
はちみつを食べていれば新型コロナウィルスに感染しないというわけではありませんが、滋養をつけ、免疫力を高めるという意味においては予防対策にはなります。
特に冬場はおすすめですので、興味のある方はお試しください。
まとめ
まとめると、
- 健常者がマスクをするのは予防の観点からはあまり意味がない
- 症状のある人やその家族、医療従事者などはマスクが必用
- 睡眠やバランスのよい食事などで、免疫力を高めるのが大切
- あとは小まめな手洗い
といった感じです。
もうひとついうと、人混みには極力避けるようにってことでしょうが、都市部で生活している人はなかなか難しいと思いますが、可能な範囲内で気をつけましょう!