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京都・メトロでルインズのライブのはずが、流血騒ぎでそれどころじゃないことに。

怪物ドラマー・吉田達也を中心としたバンド「ルインズ」。久々に観るライブということで楽しみにしていたのですが、ぼく自身が大変なことになってしまって、結局行けませんでした(泣)。

画像:MAGAIBUTSU Yoshida Tatsuya’s Website

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RUINS(吉田達也+増田隆一)~期間限定復活LIVE!!!~

RUINS(吉田達也+増田隆一)
ルインズ波止場
山本精一&津山篤(津山本)

上記が今回のラインナップで、元ボアダムスの山本精一&津山篤の「津山本」も参戦。

山本精一さんがやってる「思い出波止場」と合体した「ルインズ波止場」も観れるとあって、いやがおうにも期待が高まっていたのでした。

 

余談ですが、ルインズ波止場はイタリアのプレグレバンド「アレア」のLuglio, Agosto, Settembre (Nero)「7月、8月、9月(黒)」 のコピーもやっていて、ちょっとこの曲には思い入れがあるというか、この曲の空耳をタモリ倶楽部の空耳アワーに送って「空耳かき」をもらった過去の栄光があったりします(プログレのカバーでいうと、ルインズがイエスのClose to the EdgeのカバーをやったライブCDが確か家にあったような気がするけど、記憶違いかな)

3つ目が僕の送った作品です。この年の空耳アワードにもノミネートいただきましたが、惜しくも大賞は逃してしまいました。

 

ほぼ完コピのルインズ波止場のカバー。

仕事終わりに100000t行って、その後に惨劇

2月2日は本職の方の取材の予定が入ってなかったので、ちょっと早めに行って、ホホホ座三条大橋店に行って取材をしようと企んでいたら、前日に急きょ仕事の依頼が。

ただ、京都の大学での取材だったので、ちょうどいいわーと思って朝から現地に行き、夕方に終わった後、19時半スタートのライブまで時間はあったので、丸太町駅で降りて、サイトでもお世話になっているレティシア書房さんと100000tアローントコに顔を出しました。

 

100000t店主の加地さんといろいろ喋ってたら時間があっという間に過ぎ、19時10分近くに。

それそろ向かわないと遅刻してしまうと思って、お店を後にした後、気持ち急ぎぎみでメトロまで向かいました。

 

京都市役所の前を抜け、河原町通りに出たとこで信号が赤だったので、ひとまず北上し、どっかのタイミングで向こう側へ渡ってしまおうと思っていると、100mくらい先の信号が赤になり、後ろを見ると車も来てなかったので、今だったら渡れる!と思って横断したのですが、途中でつまづいてしまって転倒してしまったのでした。

 

と書くと、まあ普通のことかなって感じなんですけど、面倒なので割愛しましますが、複合的な要因で顔面からダイブするみたいな感じになってしまい(後でやってきた痛みから察するに、顔と右ひじ、左ひざから落ちたものと思われます)、通常こけて、すりむいて、照れ笑い浮かべながら立ち上がるみたいな流れになると思いますが、地面に着地したときの衝撃が半端なく(歯、もしくは鼻の骨が折れたかなと思いました)、これはヤバイ!と思ったのですが、道路の真ん中だったのですぐさま立ち上がり、渡った先の道路沿いへ。

 

顔に手をやるまでもなく、どぼどぼ血が流れているのがわかって、とりあえずしゃがんで手で血を止めようとしたらすぐに両手が真っ赤かになりました。

ほんとに、お相撲さんが手形を色紙につけるときにように、両方の手のひらがまんべんなく真っ赤かになってて、普通に「なんじゃこりゃぁあ!!」って感じになりました。

いま手元に色紙あったら押してみるのに、とかもちょっと思いました。

 

てか、ほんとに血がとまらなくて(口の中を切ったのと、鼻血がメインだったと思います)、通路が血の海とまではいいませんが、けっこうえらいことになってて、普通にちょっとした傷害事件の現場みたいな様相は呈していて「とんぼ」の最終回の長渕っぽいことになってんのとちゃいますのんとかちょっと思ったりしましたが、実際に通り過ぎていく人はめっちゃびびったか、不審がったと思います。

(比較的暗がりだったんで、近づかないとよく見えないのが幸いしましたが)

 

5、6分したらちょっとは流血がましになってきて(でも止まってはいない)、ひとまずカバンの中にあるティッシュかハンカチを取り出そうかなと思ったけど、血まみれの手でカバンの中を探るのが躊躇されました。

カバンの横にあったマフラーが目に入り、背に腹はかえられんしこれをタオル代わりにとも一瞬思いましたが、マーガレットハウエルのまあまあ高いやつだったんで、後で後悔しそうやなと思って、もうちょっと待ってみようと思ったのはまあいいんですけど、問題はこれからどうするかでした。

 

「やっぱ、急がば回れで、無理したらダメですわ」とバッドナイス常田の口調で思ったりもしましたが、ほんとに後悔は先にたちません。

殺人者みたいな風貌に

返り血は極力避けるようにしたのでズボンに飛沫が飛んでいるくらいですみましたが(しかし、こういうときに限ってまた白のジーンズだったりしたんですけど)、両手が真っ赤かで、顔もえらいことになっているでしょう。

ギャグで「人刺しました」とか言っても全然通用するくらいの風貌にはなってたはずで、これでコンビに行って「手を洗わせてください」とお願いしたら、ちょっとしたパニックになるかもしれません。

 

まあ、でもいずれは何かしらの行動を起こさないとと思ってたら、通り過ぎたおばちゃん三人組みが戻ってきて、恐る恐る「どうされたんですか・・・」と聞いてきてくれました。

僕はとりあえず血を止めたかったので、「すいませんが、ティッシュお借りできませんか」といったらすぐに貸してくださったんですけど、僕の声を聞いて普通の人だと安心したのか(シャブ中か刺されたチンピラくらいの想定はしてたと思います)、三人で寄ってきてくださって、いろいろ介抱してくださいました。

 

「救急車呼びましょう」っていわれましたが、大丈夫ですと慰留し、とりあえず近くの薬局にいって応急処置をしようということになりました。

顔面から落ちたときの衝撃と、その後の流血からけっこうダメージくらってると思いましたが、自分では顔がどんな感じになってるかわからんかったので、おばちゃんたちに尋ねてみると、「暗がりやからわからへん」とスマホ出して光を当てて見てくださった結果、「血が大変なことになってるけど、見た感じ外傷はたいしたことなさそう」とのことで、ちょっとほっとしました。

 

三条河原町の交差点のスギ薬局までつれてってもらって、ひとまずバックヤードのトイレで手を洗わせてもらいました(薬局に向かう道中、手が血まみれだったので、「人刺して来ましたみたいになってるからティッシュ被せとき」とおばちゃんがティッシュを乗せてくれましたが、なんか本当に付き添われて出頭する殺人犯みたいな感じになってました)。

 

鏡を見たら、頬とかにもめっちゃ血がついていて、これで街中歩いてたら確かに不審がられるわはなって感じでした。鼻が押さえたらめっちゃ痛かったけど、おばちゃんたちが言うように、衝撃度に比して外傷はほとんどないといってもいいくらいでした(鼻の頭と、下唇の下が擦りむいてましたが)。

トイレから出てきたとき、三人のおばちゃんがすごい安心した顔になってくれたんですけど、それだけさっきがやばい感じだったんだなと改めて思いました。

 

スギ薬局を出て、「どこまで帰るの?」と聞かれ、「大阪なんです」って答えたら、えーってなってたけど、「いや、実はこの後ライブ行く予定やったんですよ」って言ったら、「もう今日は帰っとき」「これで行ったらおばちゃん怒るで」と言われ、個人的には血が止まったあたりで意外と行けるかもと思ったりしてましたが、この時間くらいから膝とか肘も痛くなってきて、ちょっと無理かなと自分でも思ってたとこでした。

一人のおばちゃんが「誰のライブ?」って訊いてきて、ルインズとか吉田達也はさすがに知らんやろと思って、「たぶん言ってもわかんないと思います」というたんですけど、「ちなみに誰?」と執拗に訊いてきたのがちょっと面白かったです。

 

その後、おばちゃんたちが調べてくれた最寄の救急病院にタクシーで行ったんですけど、受付でしゃべったら「応急処置だけで精密検査とかは今は無理なんで、血が止まってたらあまり意味がないかも」みたいな話で、待ち時間も数時間ありそうだったので、そのまま帰りました。

人の優しさにふれられました

三人のおばちゃんのおかげでなんとかなりましたが、本当にいろいろやさしくしていただいて、感謝しています。

ティッシュをはじめ、あまりにも血が止まらないから「ハンカチ差し上げます」とハンカチもくださったり、薬局までカバンを持ってくださったり、ほんと申し訳ない感じでした。

 

その後、地下鉄で四条まで行って、阪急乗換えだったんですけど、今日は座れないときついと思って、四条から大阪方面の電車に乗るのではなく、終点の河原町まで一駅分折り返し、始発から乗車する作戦に出たんですけど、その道中、左の鼻から血が垂れてきそうに思ったんで、おばちゃんにもらったハンカチで何度も押さえてたり、離したりしてました。

 

そしたら、向かいに座ってたかわいい女の子が、「これ使ってください」とティッシュを差し出してくれました。

さっきのおばちゃんといい、みんないい人ばかりです(女の子には、いただいたときと、降りる際にお礼を言いました)。

 

しかしながら、そんときは若干のテンパリもあってうっかりしてましたが、連絡先聞いときゃよかった! もちろん、お礼のためにですけどね、おばちゃんも含めて。

本当にみなさんありがとうございました。

 

先輩に訊いてみる

事故って顔面強打といえば、友人のI君が先日ニューヨークで自転車走行中に車に当てられ顔面から着地、前歯を折る大惨事になって、昨年末に日本に一時帰国した際、差し歯を入れたりしてました。

 

それを聞いたときは、事故が起こってからけっこう経っていたこともあって大笑いし、差し歯を入れる前にいろいろ回って「初期の町田町蔵に憧れているニューヨーク帰りのジャンキーです」って紹介させてーとか言ってたんですけど、バチが当たったのかもしれません。

初期の頃の町田町蔵さん(画像=http://okmusic.jp/musichubz/artists/34359/images

 

で、どんなことも先人に聞くことが大切だと思い、症状と照らし合わせ病院に行った方がいいかとかを今日I君に尋ねてみました(ひとまず、むち打ちの症状が問題なので、明日起きれたら整骨院に行ってきます)。

下唇に内側がぱっくり裂けてたので、これはしばらく汁系とかコーヒーが飲まれへんなと諦めモードになっていたのですが、一晩寝たら現役時代の貴乃花ばりの回復力をみせて、口の中は意外と大丈夫で、今日無事にコーヒーも飲めました。

明日ビールにチャレンジしてみます。

 

しかし、直後はあまりの衝撃とびっくりするくらいの出血でえらいことになっていると焦りましたが、結果的には「ぼく < I君 < 千原Jr. < ビートたけし」くらいのダメージ度合いで、一般的には大ダメージでしたが、顔面強打事故レベルにおいてはかわいいもんだったのかもしれません。

 

そうはいうても鼻がやっぱり押さえるとちょっと痛いのと、肘、膝はもとより、頚椎が違和感たっぷりで、むち打ちっぽい症状が出ています。

ダイブした着地の構図が多分しゃちほこみたいになっていたようで、首にけっこう衝撃があつまったのかもです。

 

とりあえず、今日はみなさんへの感謝をこめてチームしゃちほこの「マジ感謝」を聴いておきます。というか、仕事します。ありがとチャー。


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