マリアライトが2016年の有馬記念を最後に引退。
繁殖牝馬となりました。
(※写真:JRA)
マリアライト・プロフィール
生年月日 2011年2月19日
調教師 久保田貴 (美浦)
馬主 キャロットファーム
生産者 ノーザンファーム
産地 安平町
中央獲得賞金 41,395.8万円
通算成績 20戦6勝 [6-2-5-7]
主な勝鞍 16’宝塚記念(G1) 、15’エリザベス女王杯(G1)
近親馬 クリソライト、リアファル
なお、場名のマリアライトは、「成功の石」と呼ばれるパワーストーン名。
玉髄の一つであり母馬の名前でもあるクリソプレーズからの連想による。
ドゥラメンテを破り、宝塚記念を優勝
昨日、一口馬主の記事を投稿したので続けて競馬ネタを書きましたが、僕はキャロットクラブの会員ではないので、マリアライトに一口いっているわけではありません。
じゃ、一口とかに関係なく単純に好きな馬だったのかというとやっぱりそうでもなくて、宝塚記念で本命にしたら個人的に印象に残っているというのが真相です。
当時は8番人気で、単勝のオッズは25.1倍。穴馬とえる存在で、そんな馬を本命にしたから自慢げに話をぶり返しているのかというとそうではなくて、
実はこのレースのときに亀谷敬正って人の予想理論のすごさを実感したので、個人的に印象に残っている感じなのです。
亀谷敬正プロフィール
血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。
血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。
※亀谷敬正ホームページより
僕は亀谷敬正のことを知ったのは「うまンchu(うまんちゅ)」というシャンプーハットなどの芸人さんがやっている競馬予想番組で、ゴールドシップが勝った2012年の有馬記念のときに出演されたときでした。
その際、期待値の高い穴馬として推奨されたのがオーシャンブルーで、その予想が見事に的中し、10番人気の低評価だった同馬が激走。2着に入ったのでした。
それで亀谷予想に心酔したのかというとそうでもなくて、すごいなあと印象には残ったものの、特別追いかけるようなことはせず、そのままにしていたのですが、
理由は忘れましたが今年に入ってふとその存在を思い出し、著書であるを『重賞ビーム2016』を購入したのでした。
本書を参考にしながら馬券を買うと、これがけっこう当たる。
基本的にレースの傾向、そのコース・距離に強い血統を推奨するというデータ予想で、
データ的に該当する馬が複数いる場合などの取捨は自身でする必要がありますが、
実際そんな感じで予想してみたらけっこう当たりました。
といっても、最近はがっつり賭けることもなく小額での勝負ですけど。
宝塚記念の予想データがドンピシャ!?
で、くだんの2016年の宝塚記念です。
『重賞ビーム2016』によると、
「前走2400m以下」「前走天皇賞・春組は上がり5位以内で4着以下の馬」「内を通る馬有利。内枠か近走逃げ経験」が強く、
血統的には「ステイゴールド産駒が過去10年で5勝と勝ちきる」「トニービンの血を持つ馬」「クラシック勝利のないディープインパクト産駒。特に牝馬」が挙げられ、
僕が着目したのが最後の「クラシック勝利のないディープインパクト産駒。特に牝馬」という項目です。
該当馬は二頭。マリアライトとタッチングスピーチ。
マリアライトもタッチングスピーチは前走が2500mの目黒記念で、「前走2400m以下」という項目には該当しません。ちなみに、両馬の前走成績は、マリアライトが1番人気で2着、タッチングスピーチが2番人気で8着。
また、マリアライトは前年のG1エリザベス女王杯優勝という実績ももっており、前走内容もふくめた総合的な判断から、タッチングスピーチではなくマリアライトを本命にしました。
けっこう自信がありました。最も注目した「クラシック勝利のないディープインパクト産駒。特に牝馬」という項目にがっつり当てはまっているし、人気薄だけとG1優勝、牡馬と混じってのG2で2着など実績も申し分なかったからです。
で、相手はドゥラメンテ一本。競馬をやられている人にはわかっていただけると思いますが、ドゥラメンテは世界レベルで見てかなり強い馬であり、実際に宝塚記念でも大本命の一番人気(単勝1.9倍)でした。
逆にいうと、ドゥラメンテが来るのはわかってるので、その相手探しがこのときの宝塚記念のポイント。その相手候補がデータ的にがっつりはまったので、わーい!となったわです。
レースの結果。馬券の結果。
じゃ、おまえ、馬連でまんまと取ったんか。レース結果見たら24.4倍でけっこうついてるやん。
本命-対抗で少なく見積もって5000円入れてるとしても10万円超えてますやん。という話なのですが、結論からいうと外れました。
上に書いたように、1着はドゥラメンテで固い、2着に激走しそうな穴馬もデータ的な大きな裏づけがあるということで色気を出してしまい、ここは三連単で勝負したろと勝負に出たのでした。だって、1着馬がほぼ確定で、2着馬もバッチリだったんですもん。
というわけで、三連単1・2着固定(1着ドゥラメンテ、2着マリアライト)で、キタサンブラック、ラブリーデイ、ステファノス、カレンミロティックなどに流したのでした(確か1点1000円とか2000円くらいだったと思います)
で、まさかのドゥラメンテの2着敗退で(レース後に故障し、引退)、マリアライトの激走はうれしかったけど、1着はやりすぎだよという切ない結果に終わったのでした。いつもだったら馬連も被せて買ってるんですけど、このときは買ってませんでした。残念。
しかしながら、僕が重視したた「クラシック勝利のないディープインパクト産駒。特に牝馬」の法則はまんまとハマッたわけで、亀谷敬正のデータ理論、血統予想のすごみは実感できました。
今年の宝塚記念、おなじようなパターンの馬が出てきたら要注意です。