昨日急逝したゴールドアリュールの産駒、ゴールドドリーム(牡4歳・M・デムーロ騎乗)が優勝。亡き父に捧げる勝利を収めました。
画像元=スポニチアネックス
ゴールドアルリュール
プロフィール
父 サンデーサイレンス
母 ニキーヤ(母の父ヌレイエフ)
生年月日 1999年3月3日
調教師 池江泰郎 (栗東)
馬主 社台レースホース
生産者 追分ファーム
通算成績 16戦8勝 [8-1-1-6]
主な勝鞍 03’フェブラリーS(G1)
兄弟にゴールスキー、ニルヴァーナなどがいましたが、たぶん馬名応募した人はあきらかにバンド名から起草したであろうニルヴァーナがけっこう好きでした。期待に比して、それほど走りませんでしたが。
サンデーサイレンス産駒唯一のダートG1優勝馬
サンデーサイレンスの良血馬としてクラシックを期待されたゴールドアリュールですが、芝での成績は案外なもので(それでもダービーに出走し5着に来ている。ちなみに、このときの勝ち馬はタニノギムレット)、ダート路線に変更すると鬼の適正を見せます。
ダービーの次走となった大井のジャパンダートダービー(G1)で7馬身差をつける圧勝で、続く盛岡のダービーグランプリ(G1)では10馬身差の大楽勝。
その後、中央にもどってのジャパンカップダート(G1)は5着に敗れてしまいますが、以降、東京大賞典(G1)、フェブラリーS(G1)、アンタレスS(G3)と3連勝し、アンタレスSでは59kgという斤量を背負いながら8馬身ちぎっています。
その2ヵ月後に開催された大井での交流G1帝王賞に出走。
これまでのあまりの強さから単賞1.1倍という圧倒的な1番人気としてレースに臨みますが、3秒3差も離された11着と大敗してしまいます。
ケガなどアクシデントでもない限りは考えられない凡走で、後の検査の結果、喘鳴症を発症している事が判明。完治には手術と長期休養が必要ということが判明し、電撃的に引退、種牡馬としての第二の人生を歩みだします。
代表産駒
種牡馬としても競走成績と同様すばらしい活躍を見せ、数多くのダートの強豪馬を世に送り出します。
初年度からG1・9勝のエスポワールシチー、重賞19勝もしたスマートファルコンを産み、その後もシルクフォーチュン、コパノリッキー、クリソライト、近年ではゴールドドリーム、エピカリスなど、数多の活躍馬を輩出しています。
ダート路線で確実に稼いでくれる産駒が多く、一口馬主クラブでも人気の種牡馬で、機会があれば僕も一口いきたいなと思っているのですが、現状実現できておりません。ラストクロップまでになんとか出資してみたいですね。
急逝
死因は心臓疾患だそうで、前日まで種付けも行っていたくらいの急逝だったようです。
(不謹慎ですが、昨日アップした記事の90歳でセックスしているお爺さんのことを思い出しました)
自身も勝利したG1フェブラリーステークスの前日になくなるなんて、なんか運命的なものも感じないではないですが、亡くなる直前の昨日の京都4レースで産駒のアスターゴールドが勝利したほか、本日は期待の3歳馬エピカリスがヒヤシンスSを単勝1.4倍の圧倒的な人気に応え、メインのフェブラリーSでもゴールドドリームが見事に勝利を収めました。
ゴールドドリーム・プロフィール
父 ゴールドアリュール
母 モンヴェール(母の父フレンチデピュティ)
生年月日 2013年4月19日
調教師 平田修 (栗東)
馬主 吉田勝己
生産者 ノーザンファーム
産地 安平町
セリ取引価格
通算成績 9戦5勝 [5-2-1-1]
主な勝鞍
16’ユニコーンS(G3) 、17’フェブラリーS(G1)
※競走成績は2017年2月19日現在
フェブラリーS的中!
ちなみに、終わったあとにとってつけたかのように書きますが、フェブラリーSの本命はゴールドドリームでした。
前日のゴールドアリュールのこともあるからってのもありますが、単純にフェブラリーSはゴールドアリュール産駒が強い。亀谷さんの血統予想でもそれは明記されています。
(関連記事→亀谷敬正の競馬予想のすごさを実感したマリアライトの宝塚記念)
で、どうせ外人-外人で決まるやろうと思って、相手モーニンが本線だったんですけど、展開的にベストウォーリアが有利というか、安定的な走りでいかにも2着までにきそうということで、一応押さえておりました。
まあ、そんなたいしたお金はかけてないので知れてますが、ひとまず当たってよかったです。
大物感たっぷりのエピカリスもですが、ゴールドドリームも今後さらに飛躍して、ゴールドアリュールの後継種牡馬として活躍していってほしいですね。