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センバツ高校野球2018 創成館がサヨナラホームランで智弁対決を阻止!

本日行われた第90回選抜高校野球大会第8日・3回戦 創成館(長崎)vs 智弁学園(奈良)はまれに見る好ゲームでした。

投手戦が続き、1点差で迎えた最終回、創成館が同点においつき、そのままサヨナラかと思ったらいわくつきのプレーが飛び出し、延長戦へ。

 

今大会から延長12回よりタイブレークが採用され、もしかしたらタイブレークが観られるかもとちょっと期待しましたが、劇的なサヨナラホームランで創成館が智弁学園をくだしました。

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創成館(長崎)vs 智弁学園(奈良)

拙攻がめだった智弁学園

結果論的になっちゃうけど、智弁としては創成館の先発投手・七俵くんから1点しか取れなかったのが痛かった。

大量点を取れたとはいわないけど、もう何点か、少なくとも1点くらいは取れてた感じだったんだけど、牽制死が2つに盗塁死もあったりして、序盤に拙攻が目立ちました。

 

創成館は早々に七俵くんから右の酒井くんにスイッチ。

昨年の秋季大会は投げていなかった投手だそうですが、この酒井くんがすごくいいピッチングをして(とくに左バッターへのチェンジアップが有効だった)、以降、智弁打線を1安打に抑えます。

NHKの解説者がいい感じだった件

この試合の解説を担当していたのは、元JR東海監督の大矢正成氏。

全体的にわかりやすい感じで、的確な解説をされている印象でしたが、9回裏の創成館の攻撃が始まる前に、「まだわかりませんね、ドラマが待っているかもしれませんね」とおっしゃいます。

 

僕は実家が奈良で、当然のように智弁学園を応援してたんですけど、この言葉を聞く前から、なんとなくソワソワしてました。

それは創成館の酒井くんが出てきて移行、智弁打線は完全に抑えられ、流れ的には若干創成館な感じ。

そこへもってきて点差は1点差ということで、まさに“何か”が起こってもおかしくない状況が整っていました。

 

その不安通り、連打で1、2塁になったあと、送りバンドで2、3塁へ。

ここで次のバッター平松くんは浅いセンターフライだったんですけど、返球を焦ったのか、センターの左向くんがまさかの落球で同点。

再三にわたって好守を見せていた左向くんだっただけになんとも皮肉な感じでしたが、この後敬遠して満塁策をした後、事件は起こります。

9回裏満塁のピンチで誤審!?

次のバッターは代打の埜川くん。一打サヨナラの場面でカウント、スリーボール・ツーストライクまでいって、智弁からしたら絶体絶命な感じのところまでいきました。

そして、ラストボールを埜川くんが打って、打球はショート前のハーフライナー。

 

ダイレクトにとったように見えましたが、判定はフェア(ノーキャッチ)で、ダブルプレーチェンジとなりました。

誤審っぽかったので創成館はちょっとかわいそうだなと思ったけど、智弁を応援している身としては、これで流れが来たと思ったけど、そうはいきませんでした。

 

創成館の三番手に上がったエースの平松くんが、これがまたいいピッチングで、あっさりと三人で片付けます。

そして10回裏、二者連続でセンターに大きな飛球で、これを左向くんが俊足を活かして好捕。ここでも流れは智弁かと思ったけど、3人目のバッターも同じくセンターへの大きな飛球。

これまた左向くんが捕ってくれるかと思いましたが、打球はオーバーフェンスで、劇的なサヨナラホームランとなりました。

創成館がけっこう強い

ぜんぜん知らなかったんですけど、創成館は昨秋の神宮大会で大阪桐蔭を準決勝でやぶり、準優勝している力のあるチームでした。

投手もめちゃくちゃいっぱいいるみたいで(確か、25人とか言ってたな)、その中でベンチ入りしているのはそれなりの実力者たちで、実際に今日投げた投手もみんないい感じでした。

 

あと、本来なら4番を打ってるけどケガで控えに回ってた子が出てきてましたが、めちゃ打球鋭かったです。

てか、選手層アツすぎやろ。

智弁に勝ってほしかったけど、創成館の以降の戦いも楽しみです。



さいごに

いろいろあった試合でしたが、めちゃくちゃ好ゲームでした。

智弁が勝つと、次は智弁和歌山との対決で、「智弁-智弁」が観られたんですけど、それがなくなったのがちょっと残念^^;

 

ちなみに、サヨナラホームラン3本は大会史上初だそうです。